昔書いた小説を読んでみた(公開)

PCの整理(データの削除)をしていたら、昔(大学の頃かな)書いた小説が出てきました。(今使用しているものとは別PC)
ちょっと読んでみて今さら書き足す気が起きない内容だったので、公開してみようかと(今日のネタが思いつかなかった)。所々突っ込みたくなってしまうのですが・・・

ぱくたそ画像

以下がその小説です。(ファイル名がando.docxってなってるけどandoがタイトルなのか?)
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空調の効いた部屋でゆっくりと寛いでいると,電話が鳴った.所属している研究室の教授から今から大学に出てくるようにとのことだったので,朝野は簡単に支度をして外に出た.もう春だというのに,空気がひんやりとしている.大学まで自転車で走り,駐輪場に自転車を止める.ここから研究室まで歩く時間は,大学に来るまでの時間を超える.大学が広すぎるんだよと考えながら,そういえば機械科の先生は電気で充電するバイクに乗って移動していたなと思い出す.自作なのだろうか.どちらにしても体力の無い朝野にとっては羨ましかった.
研究室に着くと,教授の野沢がコーヒーを飲んでいた.挨拶をすると野沢はカップを机に置き,資料を朝野に手渡した.
「君の研究に役に立つと思ってね.どうかな.」
「わざわざありがとうございます,今日呼ばれたのはこの件ですか?」
「いやいや,資料を渡すだけだったらいつでも良いだろう.」
野沢は笑いながら言った.
「この前君が興味を持っていたマシンが今日届いてね.見ておきたいのではないかなと思ってね.」
「本当ですか.たしかH-342ですよね.どちらにあるんですか.」
朝野は興奮気味に言った.先日のゼミで新しく導入するマシンの話があり,朝野はその中で,ヒューマノイドの最新タイプに興味を惹かれたのだった.野沢の専門分野の中に人工知能があり,その研究内容を実装したプロトタイプのマシンだった.
「思ったよりも重くてね,重量が.まだ1階の倉庫に置いてある.」
「ああ,そういうことですか.」
台車を使って持って来いということらしい,そのために呼ばれたのだ.業者が運んできたときにいなかったのか?と朝野はため息をつきそうになった.
「私宛のラベルがついているから,よろしく頼むよ.」
そういうと,野沢は座ってコーヒーを飲み始めた.朝野は仕方なく1階の倉庫に行き荷物を探すと,一番手前に置かれた大きめの箱に野沢宛のラベルがついていた.大体30kgくらいだろうか,一人で持てないというほどではなかったので,台車に乗せてエレベータに乗る.
研究室に戻ってみると,野沢はいなかった.自分で取りに行けといってのに少しくらい待ってくれていても良いだろうと思ったが,野沢が戻ってくる前に準備をしておこうと考え,箱を開封することにした.研究室はそれなりの広さがあるので中身を広げて置いていく.H-342型のロボットの外見はいかにもロボットらしく仕上がっており,朝野はやっぱりこの感じが良いよなと思いながら説明書きを読みながら組み立てていく.少ししてから野沢が戻って来て,朝野が組み立てているのを見ると満足そうに頷き,今から会議があるからと言って立ち去ろうとした.そこで朝野は,
「あ,これ組み立てた後,起動してみても良いですか?」
と聞くと,
「あぁ,もちろん.説明書に書いてある順番で確認した後自由に使ってみて良いよ.」
と野沢は答えて,階段を降りていった。
いくつかの手順で動作確認した後,野沢に言われた通り自由に使ってみることにした.音声認識システムによる会話ができると書いてあったので,試しに挨拶をしてみるとワンテンポ遅れて返事が返ってきた.処理に時間がかかるのだろうか.続いて天気を聞いてみると今日は良く晴れていると答えた.好きなものは何かとか得意なものは等と聞いてみたが,やはり返答に少し時間がかかるようだった.特に面白そうな会話を思いつかなくなったので,専用のソフトを使用してプログラムを組んでみることにした.見た目で操作ができるものだったので,すぐに理解することができた.最初から用意されているサンプルに障害物を避けて歩行するというものがあったので試しに動かしてみる.朝野が思っていたよりもスムーズに片足ずつ動かし真っ直ぐ歩いていき,壁までくると3秒ほど立ち止まり左を向くように体を動かした.人間がしているような方法ではなく,まず上半身を左に向けてその後ぎこちなく足を動かした.そのままマシンが前に進むと朝野が先ほど開封した箱が置いてあるので,ちょうど良いと思いそのまま観察していると箱の前まで歩いていく.箱の前で立ち止まったと思ったら,再び歩き始め,マシンは箱を押しながら歩いていく.朝野は慌ててマシンを止めるためのスイッチを押した.
プログラムを見てみると内容は,真っ直ぐ歩く,前方1mに障害物があったときセンサで反射を測定し,障害物が無い方向まで上半身を左回転させる.真っ直ぐ歩くの繰り返しといったシンプルなものだった.朝野はセンサが床に置いてあるものに対応できていないのではないかと思ったが,どうすれば良いのか分からなかったので,野沢に伝えておこうとメモをし,今度は自分で作ったプログラムを動かしてみる.漫画のよくある技のポーズを再現するはずだったのだが,右手と左手を腰の横に動かしたときに,野沢が戻ってきたので急いでマシンを止めた.
「どんな感じかな,朝野君.」
「えっと,マシンの音声認識システムは古いタイプのものですね.若干遅延があります.動作の方も新型という感じはしないです.ぎこちないと言うか・・・.」
朝野はメモを見ながら答えた.
「色々試してみたんだね.ちょっと見せて.」
そういうと野沢はパソコンの画面を覗き込んだ.
「学習機能を優先する設定になっているね.えっと,後は….」
画面に出ているウィンドウを操作して何かを確認している.
「あぁ,これだ.起動のときに設定を変更していなかったようだね.最新のタイプではないけどそこまで旧型ではないはずだよ.」
野沢が少し操作した後,試してみてというので,朝野は,音声認識と動作の確認をしてみた.変更する前とは違い,挨拶をするとすぐに返答があった.朝野がおお.と少し驚いてみせるとマシンはどうされましたか,と聞いてきた.
「確かに違いますね.」

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この後の展開が思いつかなかったのでしょう。ここで終わっていました。まだ始まりの部分ですごい短いですね。
ん~・・・ん~・・・

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